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和の場所と技術があふれる場所。

ヒノミヤグラ


ヒノミヤグラ 一恵斎芳幾(歌川芳幾)が嘉永6年(1853)に出版した、新板化物づくしの1コマに描かれています。
とかくおどろおどろしく描かれる妖怪画ですが、このヒノミヤグラに関しては、そういった印象をうけず
親しみすら感じるデザインに今回紹介しようと思いました。

そもそも妖怪とは、守り神のように祀り続けたり、その時代では解明できない事案や畏怖をもたらす存在を
祀って鎮めていたなか、祀ることに失敗した存在や、祀り捨てられた存在を言っていました。

ただ、時代の流れとともに、解明できることは増え、畏怖をもたらしていた存在も、娯楽の対象へと移っていきました。
江戸時代以降でその傾向は決定的となり、浮世絵などで描かれていきます。

種類も豊富で、鬼や幽霊にはじまり、動植物や道具器具などまで様々です。
今回紹介しているヒノミヤグラ(火の見櫓)も、現代ではなかなか目にすることは少なくなりましたが
当時の人たちにとっては、火事に対する恐れから、眺める街並みのところどころに立つ火の見櫓を、
守り神のように祀っていたと想像できます。

妖怪は歴史やデザイン的になど、様々な切り口で楽しめます。
皆さんも是非お好みの妖怪を探してみてはいかがでしょうか?
妖怪の楽しみを今後も書き綴っていきます。ご期待ください。

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