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和の場所と技術があふれる場所。

焼酎の奥深さ

  
日本人にとって日本酒と同じくらい馴染み深く、
サワーにすれば飲みやすいため女性にも人気のお酒、焼酎。
お酒好きな人は15年程前のブームを覚えている方も多いと思います。

焼酎の語源は、モロミを加熱沸騰させて作るお酒の基本的な作業を意味する「焼」と、強いお酒を意味する「酎」からとった、と言われています。

焼酎はウィスキーなどと同じ蒸留酒で、
日本酒のようにアルコール発酵のみで作った醸造酒を更に蒸留させて出来上がるので
作業工程が多い割に比較的安価に多種多様なバリエーションが楽しめるお酒なのです。

焼酎には連続式蒸留の「甲類」と単式蒸留の「乙類」に分けられます。

甲類は、原料の糖蜜や酒粕を何度も蒸留するので
原料の風味が殆どないため風味のある緑茶や烏龍茶で割ったりカクテルの原料にしやすいものです。


宮崎本店の「キンミヤ焼酎」
「ホッピーにはキンミヤ!」と言われるほどメジャーな甲類焼酎です


昆布を漬け込んで風味を出したり


珈琲豆を漬け込んで珈琲焼酎にしたり。
甲類ならではの楽しみ方はアイデア次第。

対して乙類は、原料の米や芋、麦などを(基本的に)一度のみ蒸留するので原料の風味を生かした焼酎になります。
乙焼酎のラベルによく見られる「本格焼酎」という表記、実は「甲乙」という日本語のニュアンスで「乙」が「甲」より劣るのをきらい、
最初に「本格焼酎」と記載したのが芋焼酎で有名な霧島酒造さんだったとか。
その後、曖昧な表記を改正すべく基準強化に至ります。

霧島酒造の人気商品「赤霧島」
「ムラサキマサリ」という紫芋が原料。毎年春と秋にしか出荷されません。


越乃寒梅の焼酎「乙焼酎」
昔は地元新潟では越乃寒梅やコシヒカリを買うとオマケについてきたそうです。

胡麻祥酎「紅乙女」
麦、米麹をベースに胡麻を加え、芳醇な薫りが魅力。


麦焼酎「おこげ」
焙煎した大麦を使用しているためまるで麦チョコを食べているような濃厚な麦の香り。

次に麹菌のお話。
焼酎の原料には糖が含まれていないので麹菌が必要になるんですが
焼酎に使われる麹菌は「白麹」「黒麹」「黄麹」と3つあり、
これに米や芋などの様々な原料との組み合わせで独特な風味を出しています。

大まかに分けると、焼酎に一番使われているのが白麹、日本酒には黄麹なんですが
泡盛には黒麹を使わなければいけないというルールもあるようです。

泡盛の種類も多種多様。

ちなみに先に書いた甲類焼酎は連続蒸留製法のため糖質やプリン体が入っていないのです。
なので青汁なんかと割って健康を意識したお酒も作れちゃうんです。

ホッピー自体も糖質プリン体ゼロと言われています。

お酒の中では比較的高アルコールで低価格な焼酎ですが、特に乙類はプレミアがつきすぎて高額になってしまう種類もあります。

 
麦焼酎「百年の孤独」
ホワイトオーク樽で熟成させた焼酎。
まろやかさと香りは格別です。

 
「幻の芋焼酎」とも言われる「森伊蔵」

人気があって入手が難しいとなるとプレミアがつくのは仕方ないですが
元々は庶民的なお酒だと思うのでもっと気軽に飲みたいですよね。

こんな感じで成分や造り方も複雑で種類も豊富な焼酎。
色んな背景を思い浮かべながら飲んでみるのも楽しいですよね~

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