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和の話題と技術があふれる場所 うれてく

和の場所と技術があふれる場所。

和の音。


和楽器の中では少数派の弦楽器「三味線」。
様々な国の楽器とも共通点が多い中で日本独自に変化したこの三弦楽器、
普段あまり触れることのない細部をちょっと覗いてみましょう。
楽器分類学上で言うとかなり複雑になってしまうのですが、
俗に言うギターやインドの民族楽器であるシタールと同分類に属します。


各部の名称は細かく分かれています。
「胴(どう)」(ボディ)や「棹(さお)」(ネック)の素材は様々ですが
棹は強度確保の理由から3分割に分けて仕舞うことができます。
天神はギターでいうヘッド部分。

胴に張る革は基本的に妊娠前の雌ネコの腹を使いますが現在はイヌの革を用いることが多いようです。
入門用に安価な合成皮革もあります。

弦は三味線という名前の通り、3本で絹で出来てています。
地域やモデルによってナイロン製もあり。


糸巻きと棹をつなぐ部分にある「上駒」(かみごま)は弾いたときに棹に当たらないようにテンションをかけるカマシですが、1の糸(一番太い弦)だけ上駒をかけず、わざと音をビビらせて三味線独自の風合いをつけています。
「さわり」と呼びます。


弦を弾くための撥(バチ)は、
プラスチック、木、ベッコウ、象牙といった様々な素材と重さ、形状で演奏者の好みやジャンルによって選びます。
大まかにいうと、一番硬く澄んだ音の順で象牙→ベッコウ→プラ→木
木材の撥が一番温かく柔らかい印象。
著者の主観です、念のため。

次に代表的な演奏分野を。

三味線の基本奏法が「長唄三味線」。
弾きながら唄います。

最も有名な「津軽三味線」。
インストでテンポの速い曲が多いです。

楽器というものは多種多様な素材でできた集合体、それを人の身体で奏でるもの。
生身の人間が演奏するからこそ素材や弾き方によって個性や感情豊かな表現が可能なのです。
世界中に数えきれないほどある楽器の中で日本も世界に誇る楽器はたくさんあります。
人と人を結ぶのはその表現力。
言葉の壁はあっても音楽の魅力は万国共通。
歌詞の意味が解らなくても心動かされた経験はみなさんあると思います。
世界を結ぶのに音楽は最高のコミュニケーション方法ではないでしょうか。
楽器は高価ですし簡単に演奏できる楽器もありません。
でも興味をもって接して触って実際に鳴らしてみると
もっと身近になって、自分の中の世界観が変わるきっかけになるかもしれません。
こうやって書いてしまうと堅い文章になってしまいますが、、汗

聴くのも自分で演奏するのも堅くならずに
もっと気軽に楽しむことが大切なんですよね。
ほら、ちょっと弾いてみたくなってきたでしょ?笑

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