うれてく

menu

和の話題と技術があふれる場所 うれてく

和の場所と技術があふれる場所。

風物詩

暑い時に仰いで涼をとったり風を送るために使う昔ながらの道具、団扇。
エアコンが普及し、何処に行っても空調が整う現代の街中でなお見ることのできる、一家にひとつはあってもおかしくないものですよね。

団扇の歴史は中国や古代エジプトからのものですが、古来は風を送って涼をとる道具ではなく、儀式や信仰、魔除けなどに使われていたそうで、江戸時代に入ってから一般普及して炊事の為に火をおこしたり暑い日に涼しくするために使われ始めたようです。

街中で配られる団扇は写真や商品・企業名を入れて、暑い夏に配布されることが多いですが、明治時代に既に広告媒体として利用されていたんだとか。これはビックリ。
低コストで大量に作りやすく、広告も入れられて需要もあるものって、他にはポケットティッシュくらい?

全国各地によって、扇部や柄の形が違うのも風情がありますよね。
扇部分も、全面に絵柄を描いたり、透ける和紙を使って押し花を入れたり。
各地の団扇を集めるのも楽しそう。
時折、体験制作ができる工房もあります。
こちらは埼玉県越生町の工房で実際に作った団扇。
「渋うちわ」といって、この土地ならではの伝統的な形をしています。

「団扇」の読み方、「うちわ」だけでなく「だんせん」と音読みもするんだとか。
毎日の生活の中でありふれた団扇、されど歴史のある団扇。
なかなか奥が深いですね。

0