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和の場所と技術があふれる場所。

活版TOKYO2019

8/30~9/1の3日間、神保町で開催された「活版TOKYO」に行ってきました。
グラフィックデザイナーの自分としては「活版」と聞いただけで心踊るイベントです。

 

「活版印刷」って何?という方のために簡単に説明をするならば
「ハンコ」を想像してもらったらいいかもしれません。
動作的には、凸面にインクをつけて紙をギュッと押し当てることで印刷します。
インクが多ければフチが滲んだり太くなったり、少なければかすんだり、
ギュッと圧をかける分、紙そのものに凹みが生じたりして、
1枚ずつ個性が出ると言いますか、データ処理ではない表現が生まれるので、
オフセット印刷などには無い温かみがあるなぁと感じています。

 

さて、前置きが長くなりましたが、活版TOKYOにお邪魔してきました。

私がお邪魔したのは初日、金曜の昼間だったのですが、物販やワークショップがあり、ぐるりと見たり体験したりしてきましたので、こんな雰囲気でしたというのをお伝えできればと思います。

 

まず物販コーナー「活版マーケット」です。

 

賑わっています!

 

 

 

ポストカード、コースター、メッセージカード、メモ帳、付箋etc…
もちろん活版印刷がベースなので売られているツールも「紙」が主です。
デジタルが溢れる世の中ですが、みんなペーパーツールが好きなんですね。
そんな中パッと惹かれたのが、こちら。

 

 

140字小説活版カード。
ほしおさなえさんがTwitterで投稿されている140字の小説を活版印刷でカードにしたものです。カードなので物理的にも文章量的にも手軽で、スッと読めちゃう。小説の内容と活版の温かみが相まった素敵な組み合わせです。こういうコラボも面白いなぁと思いました。さらにほしおさん、活版印刷三日月堂という小説を書かれています。本屋さんで書籍の存在は知っていたので、ちょこちょこお話しさせていただきました。実際に川越にある活版印刷所を舞台にされているようなので、ぜひ読ませていただこうと思います。

 

 

続きまして「ワークショップ」です。

 

まずはフォントワークスさん!デザイン業務で日頃からお世話になっております。

 

 

どうやら簡単な筑紫書体の見本カードを作るようです。

早速並びます。版を和文と欧文から好きな方を選んで機械にセットしてもらいます。そして紙を所定の位置に置いて、あとはレバーをグイッと押すだけです。レバーの動きに合わせてローラーが動きます。円盤からローラーにインクをつけ、そのローラーが降りて活版にインクをつけ、レバーを押し込むと活版に紙が圧着して印刷されるという仕組み。無駄のない動きです。

 

 

 

次はMr.ドットマンさん!
ナムコでドット絵のデザインをしていた凄ーい方です!
ということで、ドットを使って塗り絵します。
活版でマスが描かれた台紙に色を塗って8bitなイラストを描きます。
私はつば九郎さん(東京ヤクルトスワローズのマスコットです)を描いてみました!

 

 

ドットなのにわかりますね。

印刷機をいじるわけではなく、塗るだけなのでお子さんも楽しめそうです。Mr.ドットマンでは、他にドット文字を作ってコースターに印刷するワークショップもやっていました。

 

 

平日お昼からの開催にもかかわらず、賑わっていました。土日はもっと賑わうようで、行けなかったのが残念です。活版印刷ってアナログで古いようなイメージがありますが、今だからこそアナログの特別感がまた味わい深くて良いなと改めて感じました。来年はぜひとも土日の空気感も味わいたいと思います!

 

 

■活版TOKYO(主催:活版TOKYO運営事務局)

http://kappan.tokyo/

2019年8月30日(金)~9月1日(日)、東京神田神保町の神保町三井ビルディング1Fエントランスとテラススクエアにて開催された。活版印刷の魅力を様々な世代の人達に知って欲しいという思いから開催され今年で5回目。創作物マーケット、体験ブース、世界の活版物の紹介など幅広く繋がりが広がり続けている。

 

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