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和の場所と技術があふれる場所。

創業1653年!和紙の老舗、小津和紙へ行ってきた。<手漉き和紙体験編>

 

手漉き和紙と聞いてどのようなものを想像しますか?多くの方が大きな水槽に板を入れて揺すっている光景を思い浮かべるのではないでしょうか。
小津和紙体験工房では、和紙を実際に漉くことができます。観光やメディアの取材でも人気スポットで、特に海外の方に人気があり、2019年12月現在、体験工房の利用者の60%は海外の方が占めています。

 

1階ショップの横にあるガラス張り10畳程のスペースで、防水エプロンをお借りし、室内の説明をいただき早速手漉きを教えていただきました。まずはお手本、高木さんが手慣れた手つきで和紙を漉いてくれます。
桁で溶液をすくい、持ち上げることで溶液から紙の素をこして紙を漉きます。最初は膜を作るためにさっとくぐらせ、次にたっぷりとすくい、縦に20回振り流し捨てます。またすくい、横に20回振り流し捨て、再度すくい縦に20回振り流し捨て、最後に一度すくって捨てる。これで繊維を絡ませ紙を作っていきます。

 

高木さんお手本です。

 

 

早速体験です!

 

 

実際に体験するまで私も『簡単にできるのでは?』と思っていたのですが、美しい和紙を作るには熟練された技術が必要なのです。
そして簡単に見えて冗談ではなく本当に全く出来ないのです!
紙漉き体験で教えてくださった高木さんが紙を透くと、魔法のように綺麗な紙がほんの数十秒で出来上がります。取材をした私達も見よう見まねでやってみてもどうしてもシワが寄ってしまいます。何度やってもうまくいきません。

 

 

教えていただいたとおりにやってるはず、やってることは同じはずなのに出来上がりは全く違うものに…。
何が違うのか全然わからず、高木さんに答えを教えていただくと、水面に対しての簀桁(すげた)の入水角度が重要なポイントだとか。理屈がわかってもそんなに簡単にはできません。おそらく本当にわずか、大げさではなくてミリ単位の違いなのです。結局私はうまく漉くことができず、破れた和紙が出来上がってしまいました。

 

この難しさはぜひとも体験してもらいたい!

 

失敗してシワが寄ってしまっても再チャレンジさせてもらえます。
また、どうしてもうまくいかない場合、高木さんがお手伝いしてくださいますので、安心です。手厚くサポートいただいた結果、きれいに漉くことができ、乾燥の工程を終えた和紙に凸印と落款を施し、完成です。自分で漉いて作成した和紙は愛おしく、見事な出来と言えます(ほとんどお手伝いいただきましたが…)

 

 

ちなみに、今回私達は漉くだけで精一杯でしたが、漉いたあとの工程で色和紙などを加えるデザインを施す体験や、水滴をかけ模様を加工することも可能です。

 

 

この体験工房時間で区切って、貸切もOK。(どちらも要予約)
観光目的だけでなく、ご家族で体験されにきていたり、クリエイターさんらが自らの作品作りに利用されているとのこと。自分で漉いた紙に一筆添えて、お手紙を書くのもいいのではないでしょうか。

 

 

小津和紙(株式会社小津商店)
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル
TEL:03-3662-1184
営業時間:月曜日~土曜日 10:00~18:00
定休日:日曜日・年末年始
URL:http://www.ozuwashi.net/

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