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和の場所と技術があふれる場所。

音楽と人

 

世界の楽器のルーツからご紹介。

構造的にも打楽器が一番シンプルで古い歴史があると解明されているようですが、
2008年にドイツで発見された禿鷲や白鳥の骨でできたフルート(笛)は約4万年と推定、マンモスの牙でできたフルートの破片も一緒に発見され、世界最古の楽器の可能性が高いそうです。
長さ34cm、直径8mm、V字に切り込んだ送風口、指穴は5つと、楽器としてはほぼ完成形だったとか。

まだまだ解明されていない部分が多いですが、その当時から社会のネットワーク維持と強化し、組織の編成や行動戦略のために音楽は重要な役割を果たしていた、と考えられているそうです。

現代社会でも、人間の生活になくてはならない、ということではなく
人と人との結びつきに深く関わっていることは事実なので、昔の限られた情報伝達方法の中では今より更に影響力があったのでしょうね。

 

そして日本ではどんな歴史があったのか。

日本の「音」の起源は縄文時代に採集や狩猟、漁労の際に声の他に石笛や打製石器を使っていたそうで、人同士のコミュニケーションツールとして広まったのは日本も海外も同じようですね。

ちなみにその頃の日本の人口密度はほぼ東日本に集まり、中部・関東に集中していたとか。
日本は既にその時代から物流ネットワークも存在して高度に複雑化した狩猟採集民だったようで、「声」と「音」を巧みに使われていたのではないかと考えられますね。

 

弥生時代に入ると、六弦琴の和琴や二弦琴の八雲琴、更に笛や鈴を使って、現代の芸能の基礎となる歌謡や舞踊が始まったといいます。

 

北海道小樽市や青森、滋賀から出土された木製品が弦楽器の可能性が高いとされ、それが本当に弦楽器であれば中国湖北省随県で発見された世界最古と言われる弦楽器よりも更に旧い時代のものになるということです。

 

「琴」に関しては、和琴はシルクロードから伝わった楽器ではなく純日本固有のもの。
弥生時代に生み出された琴はその後奈良時代に入り中国から伝来された琴と融合し、洗練されていったようです。

 

琴や鼓を持った埴輪などの青銅器が発見されていることから弥生時代に既に日本国内で弦楽器や打楽器が存在していたのは解明されていますが、植物でできた琴や笛は腐食しやすいのでなかなか出土しないことと、当時の正確な資料等が失われ、本当はどうだったのか未知な部分が多いのが残念なところ。

 

玩具や民具的なものも含め、様々な音を出す楽器。

日常生活の場において必要不可欠な音楽は楽器によってその効果を増幅させます。
音楽はリラックス効果の他にも購買意欲や食欲をそそる効果、政治的な意図を明確にする役割もありますね。
更には脳を活性化させる効果があるといいます。

それを用いて認知症を改善させる音楽療法が今世界で注目されているんだとか。
楽器や音楽だけで世界の原点から未来までもが見えてきそうですね。
伝承されず消滅した様式も多く、記録だけ残っているものも数知れないでしょう。

 

言葉を超越できるコミュニケーションツールのひとつである音楽。
ゆっくりと流れる音楽との時間をとるのも、心と身体に大切なことだと思います。
たまには日々の喧騒から少し離れてリラックスできる時間をつくりたいですね。

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