プロカメラマンに聞く!<Vol.2> プロカメラマンの仕事術と作品の個性とは

今回特別企画としてお届けしている、当社カメラマンに聞く全3回の2回目となります。
第1回紹介編はこちら。
2回目の今回は、お仕事編となり、仕事のやりがいや失敗談を聞いていきます。
生い立ちから、カメラマンを目指すきっかけ、様々な仕事での経験を経て当社テクノに集いました。
——いまの仕事のやりがいをお聞かせください。
諏訪:ありきたりなってしまうんですが、お客さんから、また同じカメラマンさんでお願いしますと依頼が来たときとか、出来上がりを街中でみたとき、それが一番ですね。撮影は、お客さんによって好みも違いますし、明るさや撮り方も、毎回同じということはなく
良し悪しでいろいろ思案することはあります。
結果として喜んでもらえればと。
田中:諏訪さんとだいたい一緒です。
お客さんが求めているものと、自分がいいと思うものの、
ベクトルをチューニングしていくのが醍醐味というか。お客さんがいいと思う、求めているものだけを出すというよりは、それ以上になるようにチューニングしていくのがやりがいですね。
お客さん自身が自身の抱えている問題に気付いてない場合があります。
どう撮ったっらいいのか迷われていたり。自分が良いと思っているもの以外の選択肢を知らないとか。そこをカバーしていけたらいいなと思っています。痒い所に手が届くじゃないですけど。
バビー:いいこと言いますね…。チューニングとか…。
一同:(笑)
バビー:出来上がりみたときですね。世に出たとき。地方とかに行ってその写真を見たとき、
こんな遠くまで届いているのかと、やりがいを感じます。うれしいですね。
——俺の名が轟いているなと(笑)
一同:(笑)
——ちなみに、やらかしてしまった失敗とかありますか?
諏訪:失敗…。前の会社のときにカメラ忘れたことあります。
一同:(笑)
諏訪:鹿児島主張のときで、ホテルに置いてきてしまって新幹線で一駅とりに戻って
現場に向かったっていうことがありますね。営業さんに突っ込まれて取りに戻りました。
田中:忘れも物をしたときって、割と普段よりも頭がクリエイティブに働くというか。
ないからあるものでなんとかしようとする。
諏訪:こないだiPadで撮影写真確認してましたよね?
田中:そうそうPC忘れて。あとは、現場に遅れるとか。
バビー:住所間違うとかですかね。ナントカ南なのに、ナントカ北に行っちゃうとか。
田中:ややこしいときありますよね。微妙に違う店舗名とかあったりして。
——お客さんとチューニングして作りあげていくっていうはなし、
これって今プロカメラマンを目指している学生さん達って個性を出そうと頑張っているんじゃないかと思うんですね。
そういった学生さん達にむけて、一言お願いします。アドバイスありますか?
諏訪:学生さんがどっちの業界にいきたいかによっても変わってくると思いますね。
広告よりなのか、作家性が売りなのか。
田中:個性はもちろん大事だと思うんですけど。個性は黙っていても勝手にでるものなんで、出そうとするよりは個性って削ぎ落していった方がいいと思う。最終的に残るから安心してほしいですね。ビジネスでやる以上は自己満でやってるとなかなか難しいところはあるので、良い選択肢の提案などお客さんとともに作る過程で個性って残っていくんじゃないかと思います。
仕事編いかがでしたでしょうか。
普段何気なくみている写真にも、いろいろなやり取りがあって、製品となっています。
次回、第3回(最終回)は、プロカメラマンのプライベートで撮る写真のお話です。お楽しみに。

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